コラム Vol.4 「変わる壁紙 -Evolution of wallpaper world-」

– 変わる壁紙 –

これまでのコラムでは、私たちの想い歴史、そして業界に革新的な発明を齎した天才たちについて書いてきました。いかがだったでしょうか。ほんの少しだけでも輸入壁紙についてご興味を持って頂けたでしょうか。今回のコラムは「変わる壁紙」と題しまして、日本において日々進化している輸入壁紙を取り巻く環境について少しお話ししてみたいと思います。

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幻想的で美しい輸入壁紙

いよいよ日本でも普及しだした海外からの輸入壁紙。一般住居でも輸入壁紙を採用する方が増えています。街中ではワークショップ、一般向けのポップアップイベント、大手メディアなどでも海外の壁紙を目に、手にする機会が増えたことと思います。さらには輸入壁紙のショールームに併設したカフェやバーも登場し、その形態は今や留まることを知りません。これからもっと輸入壁紙が大衆化していくことでしょう。

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大胆なボタニカルデザインが印象的

大衆化の表れとして、日本でも壁紙がファッションとして扱われるようになってきました。流行りの服装に続いて、壁紙界でも同じような流行が見られます。昨年までの流行はボタニカル。これは内装にウッド調の家具や観葉植物を取り入れるご家庭が増え、世界的な環境保護志向の影響もあるようです。そして2019年に流行った壁紙はデザイン×デザイン。派手なシャツの上に派手なジャケットなど、ファッション界で流行しているデザインが壁紙にも表れたようです。実際に輸入壁紙を採用されている方は、そんな流行を参考にして壁紙を決めているようです。それって実はセレクトショップで服を選んでいる時と同じですよね。そうです。壁紙ってファッションの一部なんです。コラム「壁彩 -hekisai-」で書いたように、我々は4万年前からすでに「壁」を「彩」っています。壁画を装飾として見ることができるならば、ファッションとしての壁彩は4万年前から始まっていることになります。

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複雑なデザインが見事に絡み合う

 

 

もうお気づきですね。

そう、「変わる壁紙」は「壁彩 -hekisai-」の繰り返しなのかもしれません。

 

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前回までのコラムはこちら
コラム Vol.3-2「壁紙と天才の関係 part.2」
コラム Vol.3-1「壁紙と天才の関係 part.1」
コラム Vol.2「壁紙の歴史 -The history of Wallpapers-」
コラム Vol.1「壁彩 -hekisai-」